【マレーシア:新たな商標のフロンティア】
マレーシアは、1989年6月27日に承認された標章の国際登録に関するマドリッド協定の議定書(マドプロ)への加盟手続きを行っている。マレーシアは同議定書に加盟していないアセアン加盟国2ヶ国の内の1ヶ国であり、今回の加盟はアセアン知的財産権活動計画2011?2015年へのマレーシアの誓約に連なる戦略的動きである。マドプロへの加盟に基づく2019年商標法案では、音、匂い、色及びホログラムのような非伝統的商標の保護、マレーシアにおける実体審査期間12?13ヶ月を9ヶ月以内へ変更すること、調停による異議申立手続の処理等の規定が期待される。
現在アセアン加盟国の中で同議定書に加盟している国はブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、フィリピン、シンガポール、タイ及びベトナムの8カ国である。
参照:2019年3月2日付New Sunday Times
https://www.nst.com.my/…/2…/03/465405/new-trademark-frontier